歯周外科処置症例
2015/10/29
歯周外科処置症例 その1
前歯の冠の中で虫歯が進行してしまったケース
この患者さんは前歯の冠の中で虫歯が進行していました。冠を外す前の状態です。
冠を外すと、歯肉の下まで虫歯になっていました。
このままの状態で再度冠をかぶせなおしたとしても、お掃除しにくい冠しか入れる事ができないため、再び虫歯や歯周病になったりしてしまいます。
出来るだけ長く、良い状態を保てるようにするため歯肉の調整を行いました。
上の写真と比較して健康な歯が歯肉の上に出ているのがお分かり頂けると思います。
冠をかぶせる前にこのような状態にすることが理想です。
歯周外科処置症例 その2
歯肉が下がり歯の一部が露出してしまったケース
この患者さんは歯肉が下がってしまい、本来隠れているはずの歯の一部が露出しています。
このまま冠をかぶせても隣の歯肉と極端に段差ができているため、汚れやすく、歯肉ももっと下がりやすくなります。
本来あるべき位置に歯肉を戻すため、歯肉を移植しました。歯肉の段差もなくなりました。
歯肉の厚みも出るため下がりにくい、強い歯肉になりました。
この移植は歯肉が下がって冷たい物がしみるなどの症状がある方にも有効な方法です。
適正な形態で冠をかぶせる事ができました。
歯肉はお口の中にいる細菌から歯やインプラントを守る鎧です。
このように強い歯肉にしてあげる事が歯を長持ちさせるのにとても重要です。
歯周外科処置症例 その3
歯肉が薄く将来インプラントに悪影響を及ぼす可能性があるケース
この患者さんは左下奥歯3本にインプラントを入れた方です。
歯肉が薄く、このままでは将来インプラントにも細菌感染などの悪影響を及ぼす可能性があるため、長期間、快適に使用して頂くために歯肉の移植を行いました。
その結果、強い、厚い歯肉にすることが出来ました。
治療を家に例えるならば、基礎(歯肉)をしっかりさせないと、その上に乗っかる家(インプラント、冠)がいくら高価でも、安定しないと考えます。
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